死刑判決

2009年3月18日 日常
3人組のうち2人が死刑で1人が無期懲役。

今までなら考えられない判決だと思った。

別に犯人達を擁護するつもりなどさらさらないが
一人殺しただけで 死刑か・・・・

死刑判決の壁が低くなったようだなぁ。

そういえば 東京でも監禁して
殺してしまった犯人も 死刑だったなぁ。

死刑廃止論者じゃないけれど、
昔 永山基準というものがあって
原則3人殺さないと死刑にはならなかった。
光市の親子殺人事件はこの基準に則って
しかも犯罪時には未成年だったから
弁護側が 不必要にも死刑を回避していた。
これが世間の感覚と乖離して
この種の弁護士の話を聞く人間が少なくなった
ように思う。

東京の事件も 名古屋の事件も
犯罪を認めているから 冤罪の可能性は
低いと思われるし、犯罪の内容も
ひどいものであるから 死刑という選択は
ありうるものであると思う。

ただ、あと2ヶ月で裁判員制度が始まる時期に
なんか政策的な気がする。
また 経済事情が悪いので 刑務所に
収容するとコストがかかるので
死刑にすることで 排除したという
本末転倒的な感じもしないわけではない。

なんだろう・・・

裁判が大衆迎合的になったことに対する
違和感みたいなものがあるのかな。

世の中全体が殺伐としてきて
犯人も簡単に人を殺すし。
国家も簡単に死刑にするということか。

いやいや なんか違和感を感じるのは
犯罪を認めている人を簡単に死刑にする一方で
精神的に病気であることをもって
死刑を免れるどころか 無罪になっている人が
いるというアンバランスさなのかな?

本来なら 病気なんだから責任能力がないのは
仕方がないとしても きちんと病気が治るまで
病院で隔離すべきものだろう。
治ったと判断して世の中に出てきた者が
再度犯罪を犯した場合には もはや
責任能力なしとはしないとか言うようにしないとねぇ。

いろいろ書いているうちに
僕は 扱いが公平ではないことに
疑問を持っていることがわかった。

それは 今の検察やマスコミにも感じること
ですねぇ。
政権政党の 自民党や公明党の
政治献金についてはなにもしない検察。

簡保についてもなにも言わないマスコミ。

それぞれ理由はあるのだろうけれど
なんかしっくりこないという感じがする。

そうだ 派遣労働者と正社員の扱いも
そうだったねぇ。
同じ仕事をしているのに、
賃金に格差があったり 待遇に差があったり。

ただ、そういう差別を自分で是正していくことが
できない人が多いから 内に内に溜め込んで
いつの日か爆発しそうな。

どこかではけ口を求めて
弱いものを襲う。
自分よりも弱い人間や動物を求めて。

心の赴くままに書きなぐっていたら
なんか すべてが繋がって見えてきました。

その分 これを是正するのは
並大抵では是正できないでしょうねぇ。
何しろ すべてが繋がっているなら
全部を是正しないといけなくなる
可能性が高いから。

だんだん堂々巡りになってきました。
この辺で 打ち止めにします。


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