81．2キロ

　今　ようやくわかったことがあります。
というか　寝て起きたら　頭にピーンときたこと。

　それは　親父が　うつなんだということ。

この2年間　わからなかったけれど
いやいやもしかして　そうなのかもしれないけれど
自覚していなかっただけなのかもしれない。

　でも　2年間一緒に過ごしてみて
ようやくわかった。

　なんと遅いことか・・・

　こっちに戻ってから
どうも　何事をやるにしても　やる気が起きない。
自分が　プチうつ症状だなぁと思っていたし
その原因は　例のことだと思っていた。

　確かに　はじめはそうだったのかもしれない。
しかし、今年も続いているのは　それが原因ではない。

　今ようやくわかった。

　原因がわかれば　対処のしかたはあるよ。

　そうなんだなぁ　その手前まではわかっていたんだ。

ただ、　母親が去っていったことで
また　自分のところから　去っていくのではないか
という不安感で　相手を縛り付けておきたいだけ
なのだろう　とか
、
　老い（死）の恐怖で　誰かにそばに居てもらいたいだけ
だと思っていた。

　だから　過剰に干渉してくるのだろうと。

　それらの根本にあるもの。
相手を服従させたいという支配的欲求が
会社を退職してから　急に満たされなくなり
かつ　満たされない状態が長く続いたために
うつ状態になっていたんだ。

　ほんと　なんとなくは　わかっていたような気がする。
が、家のことは　きちんとやるし　買い物にも行く。

　家事放棄などのうつとは違うので
わからなかったんだ。

　そんな状態なのに　あれやってみれば？とか
これやってみれば？とか
無理に勧めても逆効果だったんだな。

　要するに　本人も　僕も　うつだと思っていなかった
うつ状態なんだと思う。

　先月　NHKで　妻がうつ状態になって
それを心配して　いろいろやっていた
旦那さんも　うつになってしまって　別居状態に
なってしまった　夫婦がいました。
（確かそういう夫婦だったと思う）

　そのときから　うつは場合によっては
人に移るものという認識になりました。

　しかし、まぁ　あのネガティブ思考はなんなのって、
いくら相手を蔑んでも　自分は浮上しませんよって。

　おれはねぇ　今　応援がほしいの。
頑張ってとか　やってみなよって
失敗したら　またやればいいさっとか
そういうのがほしいの。

　やるなとか　そんなことは　お前にはあわないとか
そういう言葉は要らない。
というか　今は　要らない。

　プチうつ状態から　脱しようとしているのに
なんだあれは。。。

　と　頭がカッカカッカして　少し寝て　起きたとき

　ふと　あ〜ぁ　うつなんだっと、思った次第。